今日は、前回記事で予告しましたペットの災害対策のお話しです。
ご興味ない方はスルーしてくださいね^-^
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金曜日、『ペットの災害対策講演会~ペットを災害から守る』という講演会に参加してきました。
「今回参加していない周りのペットをお持ちの方にもぜひお話し下さい」とアナウンスがあったので、レポさせていただきます←自分が忘れないためにも^^;
KLASSEが住む荒川区が主催してくれて無料の講習とあって、定員30名って書いてあったけど、実際は60~70名くらいの方がいらしてました。
最初に区の健康担当部長さんからご挨拶が。
現在、「子供がいる家庭」より「ペットがいる家庭」の方が多いそうです。
今回はワンコとネコが中心のお話しでしたが、鳥や小型ペットなどでも同じお話しになるようです。
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配られた冊子は↓
この2冊。
講師は 東京都動物愛護相談センターの方と、アニコムホールディングスの方。
どちらも、昨年の震災のときの実際のお話しなどを交えながらの講演でした。
かいつまんでのお話しになりますが・・・
まずはコチラの冊子↓
こちらは日頃からの備えについてのことが書いてある、見開き1ページの紙です。
*事前に確認しておくこと ~避難場所や経路を確認しましょう
これはペットに限らずのことで、震災後にたくさん聞いてきたことですね。
*ペットのための防災用品
ペットのためにどのようなものを備えるたらいいかが書いてあります。
特に、いつも飲んでいる薬や、特別な療法食などは、災害発生時には手に入らなくなるそうなので、多めに確保しておくことが重要です。
また、写真は、ペットだけものもいいですが、飼い主と一緒に写している写真があると、迷子になったときに飼い主を特定できる決め手になるそうです。
なので、携帯電話には、必ずペット+家族の写真を残しましょうということでした。
実際、福島で、ペットの保護をした際に、飼い主を探すのが本当に大変だったと愛護センターの方がおっしゃってました。
*日頃からの心がけ

健康管理・・・たとえば、狂犬病(犬)や、ワクチンを接種しているか、ノミダニのケアをしているか、していないと、避難所に入れない場合もあるそうです。
また、あまりにも皮膚病がひどいなど、他のペットにうつってしまいそうな病気なども、日頃からケアしてなるべく治しておくようにということでした。
さらに、身元確認・・・マイクロチップや迷子札など、さらに鑑札や狂犬病予防注射済票などは首輪などに日頃からつけておくようにということでした。
ぽんの迷子札(首輪はコチラ)
*しつけ
避難所では、完全に人間とは隔離された状態になるそうです。
その時に、他の動物たちと仲良くできるように、また飼い主以外の人でも大丈夫にできるよに、日頃からしつけをしておくようにということでした。
また、ゲージでの生活になるので、ゲージに慣れておくことも必要。
昨年の震災で、避難指示があった場合、避難所にペットを連れていっていいのかどうかで迷っていて津波に流されてしまったこともあったそうですが、
避難するときはペットも一緒に連れてきていいそうです。
(もしかすると、自治体によって違うかもしれませんが)
避難先で係の方の指示に従うということです。
*避難所における動物飼育
避難所では完全に人とは隔離された生活になりますが、飼育は飼い主が行うということです。
*協力し合える仲間をつくる
普段からペットについて気軽に話をできる仲間を作っておきましょう。
震災発生時はとくにご近所での仲間との連携が大事ですが、一息ついたときに、今度は自分の生活が日常になるまで、ペットをどのようにするかを考える必要があるということでした。
たとえば、預かってくれる親戚や知人など、日頃から考えておくようにしましょう。
ちなみに、避難所ではペット用の建物(ペット可の避難所の場合)で上記のように過ごしますが、仮住居になると「東京都動物救援センター(東京都で避難の場合)」に移動になるということです。
以上でこの冊子のお話しはおしまいです。
もう一つの冊子↓
こちらは、普段から、ペットを飼うにあたっての注意事項が書かれています
こんなかんじ↑
「(ワンコは)散歩のときは必ずリードをつけましょう」とか。
災害編というところは、ほとんど上記冊子に書いてあることでした。
最後の方にこんなページがありました↓
こんな相談センターがたくさんあるなんて、知りませんでした!
そして、
自分のペットの記録を書いておく スペースもありました。
この冊子、表紙&裏表紙がコーティングされているので、保存にも良さそうです。
早速、ぽんずの記録も書いて保存しておこうとおもいました。
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他に講師の方が言っていたこと。
昨年の震災の経験談。
抱っこひもでダックスちゃんを抱っこしたまま津波にのまれた方。
何度も気を失いそうになりながらも、ダックスちゃんの動きで意識を戻し、 「このコを呼吸させなくちゃ」と水面上に出て息をし・・・
でも、外は雪が降っていてすごく寒くて・・
また水の中で意識が朦朧とし・・・またダックスちゃんの動きで意識を戻し水面に出て息をし・・
その繰り返しをしているうちに助けられたそうです。
講師の方が、「抱っこひもは飼い主さんと離れないし、両手があくので、いいアイテムですね」とおっしゃっていました。
(が、ぽんずを抱っこひもで抱っこできるか・・・^^;)
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ペットとは別の場所にいて、「ペットをみにいってくる」と言って、そのまま行方不明になった方もいたそうで。
講師の方いわく、
「まずは自分の命を守ることが大切、『後で探す』という勇気も持ってください」
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講師の方が今まで講演していた中で、ガッタガタの道路を歩くのに、ペットに靴を履かせたほうがいいか?という話もあったそうです。
↑まぁ、それは個人の考えで^^;
一緒に講演を聞いたぽんの公園友達のママさんたちと、「やっぱバギーが必須アイテムかなぁ・・」と話していました。
が、いつもバギーを愛用しているぽくママさんいわく、ちょっとガタッっていうところでも、車輪が進まなくなるときもあるのに、震災の道で進めるかなぁ???と。
で、ぽくママさんが以前見たそうですが、バギーでも車輪がタイヤ(エアが入ってる)のがあるそうです←子供のバギーメーカー?のものだったとか。
それなら進めそうだね~♪
お高いそうですが・・・^^;
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マイクロチップの話。
ぽんはショップにて、すでにチップが入った状態でした。
しかし、ぽんの病院ではぽんのチップと違うメーカーのものを扱っていて、病院の読み取り機だとぽんのチップが読み取りできないのです。
チップは5メーカーほどが出しているのですが、互換性があまりないということでした。
(ただし、災害時などは保健所や保護団体などが実際には読み取り作業をすることになると思うので、各メーカーのものを備えているはずということでした)
しかし、先日、某犬雑誌に災害対策の話がでていたときに、
「チップはほとんどどこでも読み取れます」
とあって、ビックリ!
実は、昨日、ぽんの病院に行ってお話しし、先生が調べておいてくださるそうです。
先生、ありがとうございます^-^
(追記:続編をアップしました。コチラ3月26日)
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最後に区の職員さんのお話し。
区内3カ所の大きい公園に、ペットシェルターを備える予定だそうです。
これを聞いて安心しました。
区の方は考えてくださっていたんですね。
アンケート用紙に
「考えてくださっていたことに感謝します。そのような動きがあることを、区報などで公開してくれると安心します」
と書いてきました^w^
あと、「ぜひ、ペットと一緒に避難訓練してみたいです」って。^-^
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長々と読んでくださり、ありがとうございました。
もっとコンパクトにまとめられれば良かったのですが、まとめる能力がなく・・・orz
今後も皆さんと情報交換したいと思いますので、宜しくお願いします^-^ノ
今回は荒川区・東京都のお話しでしたが、準備などは全国共通だと思います。
避難先でのことなどは、お住まいの自治体にご確認くださいね。
文字が読めるように、写真をいつもより大きめにしてあります。
もし重かったらゴメンナサイ!